日本のWebの中間報告

日本のWebは「残念」 梅田望夫さんに聞く(前編) (1/3) - ITmedia News

梅田望夫の本がすごいのは、「Webがすごい」ってことを具体的な言葉にしたことだ思う。ウェブ進化論のなかで、「あちら側」「知の高速道路」といった言葉で表現した秀逸だった。

上記リンクのインタビューで梅田望夫は、日本のWebは知のインフラにはなっていないと言うが、どうだろうか。確かに、高等教育の意味では正しいかもしれない。Goolge Scholarの日本語記述の論文は極小だし、CiNiiは誰でも使えるようなオープンなサービスではない。

でも、それは「今」がそうなのであって、「これから」はちょっとづつ変化していくと思っている。そもそも、日本が海外がという議論はあまり意味がなくなっているだろう。例えば、海外のサービス(GmailFlickrTumblrTwitterなど)は、日本にいて問題なく使える。またさらに言えば、日本独自のWeb(2chはてななど)がある。いいものは輸入され、日本は日本で独自に進化する。確かに相対的に弱いかもしれないが、梅田望夫の言う「残念」ってのは違和感がある。Webがすごいって書いたのはあなたですよ。

少なくとも僕は、もう少しゆっくり見ていこうと思う。

梅田望夫氏が何か言っていて面白い件: 切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off man's Blog
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