これからは動画の莫大なトラフィックに対応できる→クラウドが加速→ローカルとウェブの区別がなくなる(妄想)

ドワンゴ、上半期が黒字に ニコ動有料会員数は計画以上 - ITmedia News 2009年05月07日
ネットでドワンゴの赤字が話題! - ニコニコ動画 開発者ブログ(新着情報) 2008年11月14日

ニコニコ動画を運営するドワンゴが黒字化した。赤字続きで、ユーザー心配され続けた企業がついに黒字になったのだ。だから、とてもニュースといえる。僕は、このニュースがネットの世界を変える予兆に見えてならない。少しずつではあるが着実に、変化が近づいてる。ニコ動黒字化の先にあるものを妄想してみた。

>動画サービスで一番費用がかさむのは回線費用です
と上記のリンク先記事に書かれているが、今回の黒字化のニュースは「回線費用は回収できる」ということを証明した。ニコニコ動画はこれを機にさらに事業拡大するだろう。つまり、回線はますます太くなり、サーバーはますます巨大化していく。

今回の事例で「莫大なトラフィックニコニコ動画レベル)のコストは回収できる」とわかったのだから、次の時代は扱うデータ量なんて限りなく小さく見積もってもよいとなるのではないか。ここからの考えは妄想にすぎないが、もし例えば、あなたのPCが、世の中のすべてのPCにアクセスできて、これらのデータをローカルのように扱えるとしたら、夢のような話だろう。

  • ウェブ上のデータをすべてローカルであるがごとく使える

このようなことが実現すればネットの世界が変わる。ダウンロードって概念がなくなる。なくなるので、ファイルにアクセスできる権限(=アクセスキー)を利用する概念が生まれる*1。新しいインターネットライフだ。CDを100万枚も工場で生産する時代は終わりだ。もしくは、同じデータが複数のPCに同時に存在するなんて無駄だ。アクセスキーを販売して、料金を支払った人だけがアクセスできるようにすればよい。とにかく、データ(例えば音楽データ)はネット上に1個だけあればいいのである。

  • ウェブ上唯一のデータに何億人がアクセスする形*2

これは事件だ*3

*1:既にある概念かもしれないが、これからより当たり前のものとなるのではないか

*2:アクセスが多いデータはP2Pみたいに負荷が分散するようにして

*3:妄想に身を任せたので、もう少しアイディアの整理が必要ではあるが、とてもおもしろいテーマだと感じアップしてみた